年末に家族4人で北海道を訪れ、4泊5日の旅行を楽しんで来ました。今日はその3日目、小樽観光のレポをしたいと思います(^^)
小樽で、雪に包まれたロマンチックな小樽運河、大好きなチーズケーキのお店ルタオ、乙女の憧れガラス細工のお店などを見つけるたびに、アラフォーの母さんの胸がトキメキまくりましたよっ!
そう、小樽は恋人達がデートをするのに本当にピッタリの素敵な街ですよね。
なんですが…まだロマンチックのロの字も知らない幼稚園の娘と小2の息子がいる私達家族。そんな子連れではるばる神戸から、わざわざ冬の寒くて雪道が危険な時期にレンタカーで移動…。別の意味でドキドキの絶えない一日になりました!!生きて帰って来れて本当によかったです。
よかったら、こんなアホな旅を経験した家族もいるんだな~と笑って話を聞いてやってください。(汗)
映画シャイニングの世界
前日は登別のホテルまほろばで、温泉三昧・カニ三昧。そして翌朝の朝食バイキングにもお刺身があることに感激。心ゆくまで海の幸を頂いて腑抜けになった私達家族。
天国だった登別から、この日の目的地・小樽までの道のりにあんな恐怖が待ち受けているとは思いもよりませんでした…。
ご覧ください。こちら12月の北海道の雪道です。晴れていると美しいですね。
洞爺湖に立ち寄ったり。
そこで雪だるまを作ったり。
晴れているときの雪の白さは、格別ですね。
もともと運転が好きで、長距離も苦にならない豆な夫の豆夫さん。関西人なのにもかかわらず、たまたまですが、勾配のある山の雪道の経験も十分。
運転苦手な母さんにとっては恐怖の雪道を、今回の旅の間中、彼は楽し気に運転してくれていたのでした。この日も、途中途中に見える雄大な山を見つけては「写真撮っておいて~」と終始ご機嫌でした。
しかし、広い国道が終わり、細い道路をカーナビに案内された頃から様子が少しずつ変わってきたのです…。
こんな道や…。
そんな道…。
見る見る豆夫さんの眉間のしわが深くなっていくのが分かります。(汗)
え、嘘なにこれ。
こんな吹雪いてるけど、すぐやむよね…?
一寸先が白。
てか、さっきから随分たっているのに全然止む気配がないんですけど…?
え…と…。
こんな細い道、そんな続くわけないよね。
いやいやいやいや、続く続くどこまで続く????
両脇2メートル近くの高さの雪に挟まれ、曲がりくねり、勾配を繰り返す…そんな細道が悪夢のように続いたのでした。
これはどこかで見たことがある景色。デジャヴかな、似た怖さを感じたことがある、なんだったかな…と車の中で固まって考えていたのですが。思い出しました!
スタンリー・キューブリック監督の映画「シャイニング」(雪に閉ざされたホテルを題材にしたガチのホラー映画)に出てきたシーンにそっくりなのでした。
映画の中で、男の子が雪の迷路を逃げ惑うシーンがめっちゃくちゃくちゃくちゃくちゃ怖かったのですが、その怖さを思い出していたんですね~~~~。
後から分かったことですが、私達が通ったこの「シャイニングロード」(勝手に命名)は、羊蹄山(ようていざん)のふもと。北海道屈指の豪雪地帯で有名な場所だったんです。(汗)
遠くから見たら、とても美しかった羊蹄山。日本百名山にも選ばれ、蝦夷富士の呼び名でも親しまれていることで有名ですよね。まさかそのふもとがこんなことになっていたとは…。ウィキペディアにも、ふもとのことまでは書いてなかったぞッ。(泣)
地元の方にとっては極々当たり前のことが、私達には予測できていなかったのでした。そしてカーナビも、雪などの道路のコンディションは一切考慮してくれない。そんな当然のことをひどく痛感したのでした。
しかし、いつの間にか気がついたら悪夢のシャイニングロードを抜けていて…。
日の光がさして来た!小樽に着いたぞ~~!
この時ばかりは生きているだけでありがたい!という心境になったのでした。
皆さんも、冬の北海道をドライブされる際は、くれぐれもご注意くださいね(;^_^A
ロマンチックな小樽の
ロマンチックなホテル
そして、とうとう待ちに待った小樽。街の中を車で移動中、雪の積もったレンガ造りの建物が並ぶのをぼ~っと眺めているのが楽しかったです。まるで、もとからそこにあったかのように屋根にたっぷりと積もった雪がいい感じだな~なんて。
でもその屋根の雪がやわら雪崩のようにブワサーーッ!と落ちる瞬間を目撃して…。(汗)目が点になりました。
そうか、こんなこともありえるんだな!(汗)
さらに、道を歩いていてふと何かを感じ上を見上げると、軒下から伸びた氷柱が迫っていたり…。ドキドキする瞬間が何回かありました。
どこかのお店の軒下で、「ここは危険ですよ!!」と演歌歌手の福田こうへいさんに似たナイスミドルなおじさまが、顔色を変えて駆けつけて来て下さったとき、母さんのドキドキはMAXに!!よっぽど危ないところだったんだと思います。
郷に入っては郷に従え。ここは雪国。普段のように、のほほんとした歩き方でいるとご迷惑をおかけすることになる。雪崩と氷柱にはよくよく注意して、粛々と危険を避けて歩くべし!(粛々て…。)どうしても私が書くとこんな調子になってしまうのですが、あのときはとても反省しました。
さて、この日私達家族が泊まったのはホテルノイシュロス小樽。
ちょうど夕方ホテルに到着したとき、雪がこれまたものすごかったんです!このときの雪の感じとホテルの雰囲気が、またまたホラー映画「シャイニング」と重なって…。残念ながら雪がすごすぎて写真を撮ることはできなかったけれど、映画のワンシーンのようなその姿は今でも懐かしく思い出されます…。
まるでウィーンのお城のようなこのホテルは、子連れの私達には若干不釣り合いでしたが、子ども達は喜んでくれました(^^)
室内風呂から海が見えました。
海の向こうに船発見。雪に閉じ込められた薄暗いホテルのムードにノリノリで「幽霊船ちゃうん~?」などと失礼なことを言って勝手に盛り上がってしまいましたが。この形からして…巡視船とかそんな感じでしょうか?
夕食は適当にサンドイッチなどですませてしまいましたが、何と言っても部屋がバブリーでロマンチック。粗食でもリッチな気分で過ごすことができましたよ。
子ども達がこのホテルを覚えていてくれて、いつか大切な人を連れてまた訪れるような日が来たりするのかな…。
小樽で食べた美味しいもの
翌朝は、すぐにホテルを出て三角市場へ向かいました。やっぱり小樽に来たら海の幸を頂かなければ!
ひえぇ~~!
まるで海の宝石箱やぁぁ~~!!
お通しの「いかすみさきいか」がなんとも…w
もちろん美味しかったです(^^)美味しいとしか言えない…。
そしてこの後小樽駅で、有名な「かま栄」のパンロールにかぶりつき!
私は、かまぼこ母さんなどというとぼけた名を名乗らせて頂いているんですが、お察しの通りかまぼこが大好きなんですw
このパンロール。すり身をパンで包んであげたもの、とのことでしたが、あんまりパンパンしくありませんでした。パンはどこに?個人的にはもっとパンの食感が残っていた方がよかったかなと思いました。(パンも大好きなもんで…)
でも、中のすり身はジューシーで美味でした!こんなの今まで味わったことないわ~~。人気になるのもうなずけます。
かま栄さんのパンロールは、できたてホカホカにこだわり、現在発送は受け付けていません。お店で、できたてしか販売していない貴重なかまぼこを頂くことができて、大満足!ホクホクした気持ちで、小樽を後にしたのでした。
この小樽レポの最初に、あれだけ「小樽はロマンチックだ~」「雪道怖かった~」だのなんだの散々言って、タイトルも「ドキドキMAX!」なんて大袈裟なもんつけていたくせに。喉元過ぎればなんとやら。
結局は、最後の最後かまぼこについて一番熱く語ってしまいました。(汗)
冬の北海道旅行・小樽観光レポ。振り返ると観光らしき観光は全然していませんでしたが(汗)、アホな家族に最後までお付き合い頂きありがとうございました。次回、性懲りもなく冬の北海道旅行・札幌観光レポに続きます!それでは、また(^^)
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