子どもたちは、かわいらしいイカさんに大喜びでした。宮城県のお母さん方が編んだこの手作りの編みぐるみ。実は、「編んだもんだら」という名前のエコタワシなんです。震災復興プロジェクトのひとつでもあります。イカさんの他にもタコやウニ、ホタテ……と仲間がたくさんいるんですよ。
この子達はね、もう、本当にかわいいです。つぶらな瞳がなんともいいんですよね。それとイカさんの足にくねっと表情があるところが、味があってこれまたいいんですよ。
手作りのあたたかさを感じて、ほっこりします。それと、力強さも伝わってきました。これを作ったお母さんは「小野寺さん」という方でした。編みぐるみのひとつひとつに、それを作った方のお名前が記されているんです。だから、「商品」というより「子ども」みたいに思えてしまって。
小野寺さん、ありがとうございました!うちの子どもたち、とっても喜んでいます。大切に使わせていただきますね。
今日は3月11日。東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
被災した地域の、一日も早い復興を願っています。
私は今、家族4人で神戸に住んでいます。神戸もかつて阪神・淡路大震災の被害を受けました。けれども今こうして、私はたまたま偶然、無事に生きている。
そんな自分に負い目を感じてしまうとき、勇気をくれる歌があります。「生きていることを負い目に思うことは、亡くなられた方々に失礼にあたる。今を精一杯生きよう。」と、思わせてくれる歌です。
神戸の小学校の先生、臼井 真さん作詞作曲の「しあわせ運べるように」。娘の通う幼稚園でも、毎年2月の生活発表会で歌われています。
「大人の自分がしっかりしないと!くよくよしないで、できることをしていかないと!」
今年2月の発表会で、普段とっても恥ずかしがりやな娘が、がんばって歌う姿を見て勇気をもらいました。
この歌の、2番の歌詞の「やさしい春の光のような 未来を夢み」というところがとても印象的で、心に残りました。とてもやさしい、そして力強い歌だと思います。
被災した方々のために、何か自分にできることはないか。できるかぎり募金などはしてきたつもりですが、それだけではない。そんな気がしてならない。でも他にできることが、なかなか思い浮かばない。
以前はこんなふうに思っていましたが、「しあわせ運べるように」という歌から、「今を精一杯生きよう」という大切なことを教えてもらいました。
「子どもに、明日を信じて支え合う心をはぐくむ」
「子どもに、未来を夢みる心を育てる」
それが、今の自分がすべきことだと思えるようになりました。
子育てって、難しいです。それでも、頑張りたいです。
震災を知らない幼稚園の娘、小学生の息子。幼いながらも、幼稚園や小学校で震災のことを少しずつ学んでいるようです。
家庭でも、子ども達には、被災した地域で復興に向けて頑張っておられる方々のことを伝えていきたい。子どもには、周りの人と助け合える人間になってほしい。そう思っています。
今日は3月11日。
あの日から6年たちました。
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「しあわせ運べるように」公式サイトはこちら
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