我が家は、父の日のお祝いは夫・豆夫さんの実家でパーティーをするのが毎年の恒例になっています。今年も、17日㈯から1泊2日のお泊りで、子ども2人連れてお邪魔して来ました。
その時に「お父さんってすごいな!」とものすごく感謝したできごとがあったのでお話させてください。
父の日のパーティーは、毎年豆夫さんの実家で土曜日の夜にするんですが、お料理担当は、豆夫さんのお母さん。そのお母さんがお料理上手で、私たちみんな、いつもごちそうを楽しみにしているんです(^^)
今年も、豆夫さんのご両親・私たち夫婦・子ども2人・そしてさらに豆夫さんのお姉さんご夫婦・その娘さん2人の総勢10人分の食事の準備で大忙し。私も簡単なお手伝いくらいしかできないのですが、お母さんと一緒にお台所に立っていました。
そのとき、困ったことが。
「わーーーーー!!」
庭で遊んでいた7才の息子が、泣きながら家の中に入って来たんです。そしてトイレに閉じこもり出て来なくなってしまい…。
一緒に庭で遊んでいた、5才の妹、そして9才と5才の姪っ子ちゃん達が訳を話してくれました。
どうやら、皆でボール遊びをしていたときに、息子のきんとんがルールを守らなかったので注意したら、怒っていなくなってしまったらしく…。
せっかく楽しいパーティーがこれから始まるというときに、雰囲気が台無しになってしまいました。
なかなかトイレから出てこないきんとんを、どうしようね~と少し離れた場所でみんなで相談していたそのときです。
なぜかニコニコ顔のきんとんが、みんなの前にひょっこりと現れたのです。
「も~、きんとん、心配したんだよ。」
「うん、さっきはごめんね。」
みんなはホッとして、そのまま何事もなかったかのようにまた遊び始めて、後はおいしいごちそうを食べて「父の日のパーティー」は無事に終わりました。
お腹がいっぱいになったところで、やっぱり気になるのは、さっきのボール遊びのこと。きんとんも落ち着いたようなので、改めて話を聞いてみました。すると、こんなことが分かったのです。
きんとんが言うには、ボール遊びのときルールを守らなかったことは本当だけれど、そのルールが納得いかないものだったそうです。
女の子たちは「年下の妹ダテマキにハンデをつけてあげたい」という優しさで、ボール遊びの途中でルールを何回か変えたそうなんですが、きんとんにとっては「男の子の自分1人だけが不利になるようにルールがコロコロ変えられた」ように感じたみたいで。
それに我慢ができなくなったのであんな態度をとってしまったらしいのです。
ここまで来て、思わず私の口から出そうになった言葉は「あんたがあかんやん」という一言。
ルールが(本当におかしいかどうかは置いといて)自分がおかしいと思ったら、まず自分の口で「おかしい」とみんなに伝えなかん。
嫌なことがあっても、急にいなくなったらみんなが心配する。
みんなで遊ぶときはルールは守らなかん。
言いたいことはいろいろあったのですが、グッとこらえて、さらに息子の話を聞いてみると…。
おじいちゃんが、みんなが知らないうちに、きんとんにこんな話をしてくれたそうです。
きんとんは、悪くない。
きんとんは、少しみんなよりこだわりが強いところがあるけれど、それはきんとんのいいところ。
1人で閉じこもっていたら、きんとんが悪者になってまうで。
何にも悪いことなんかしてないんやから、出ておいで。
堂々と胸をはっておったらええんや。
「おじいちゃんときんとんは、大の仲良しなんやで」
と、うれしそうに息子は話してくれました。
自分の気持ちを上手く伝えることが苦手なきんとん。そのせいで、普段から今回のように周りのみんなに誤解されたり迷惑をかけてしまったりすることが少なくありません。
でもいつだって悪気はなく、わざとみんなを困らせようとしているわけじゃない。
それを、豆夫さんのお父さんであるおじいちゃんは、分かってくれていたんだなと思うとうれしくてうれしくて。「お父さんって、すごいな。」と改めて思いました。
変な話ですが、旦那の実家だと、必要以上に「子どものいいところを見せないと!子どもが失敗しないようにさせないと!」とあせってしまう私。
でも、そんなことは子どもにとっては迷惑な話ですよね。豆夫さんのご両親だって、どんな孫でもありのままを受け入れて大事にしてくださっている。
だから、私もあせって子どもを責めたりしないで、お父さんのように広い心で受け入れてあげたらいいんだ!と勉強になりました。
と、ここできれいに話が終わればよかったんですが…。
きんとんの「おとぼけエピソード」は、まだまだこんなものでは終わりません。
その日の夜。8時くらいだったでしょうか。子ども2人はちょうどお風呂あがり。一方、リビングでお茶菓子を囲んでテレビを見てくつろぐおじいちゃんとおばあちゃん。
本当は、お風呂上がりはテレビのあるリビングには行ってはいけないことになっていて、子どもはすぐに寝室に向かうはずなんですが、要領のいい妹のダテマキが、うまいことサッとリビングに忍び寄りお菓子をおねだり。
早速、ゲットしたお菓子を兄きんとんに自慢します。
案の定きんとんは「僕も~」とリビングに走って行きました。
が、その後30分くらいたった頃でしょうか…。しょんぼりと悲しそうに戻って来たのです。
「お菓子もらえなかった…」
ん?
な、なんと、悲しいことにきんとん。
「お菓子ちょうだい」の一言が言えなかったそうです。
何も言わず30分くらいずっとおじいちゃんとおばあちゃんとテレビを見ていて、いつまでたってもお菓子がもらえないので、たまらず戻ってきたそうなんです。
なんじゃそりゃ!?
そんなん言わんと伝わらんで~~!?
後から訳を話して、無事にお菓子をもらうことができました。やれやれ。おばあちゃんも「笑い話やな」と、おまけしてた~くさんお菓子をくれました。
全て結果オーライなんですが、こんなことが続くとやっぱり親として心配です。「自分の思いを、きちんと相手に伝えられる子」になってほしいよ~!
「こんな子になってほしい!」という欲はキリがないので、我ながら困ったものです。
でも、ここで笑い話にしてくださった豆夫さんのお母さんに感謝感謝です。
子育て中はついつい焦ってしまいがちですが、豆夫さんのお父さんお母さんを見習って、焦らずに子どもの成長を見守っていきたいな、と思います!
以上「父の日にお父さんからプレゼントをもらった話」でした。
思いのたけが詰まりすぎて、ぐだぐだな文面になってしまいましたが…ここまでお付き合いして読んで頂き、ありがとうございました!感謝感激☆雨アラレです!!
ではまた(^^)
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